政府機関
三重県南伊勢町
リール、Threads、Editsを通じて人々と交流し、情報を提供
南伊勢町は、三重県中部に位置する人口1万人程度の比較的小さな自治体です。2005年に2つの小さな町が合併して誕生したこの海沿いの町は、自然豊かな水産業・農業・林業で知られています。町役場の職員は、南伊勢町のInstagramアカウントはフォロワーが少なく、積極的に活用できていないことを課題に感じていました。そこで、有志の職員が状況を変えようと立ち上がりました。
課題
南伊勢町の職員は、もっと分かりやすい方法でオンラインコミュニティと交流する必要性を感じていました。町民とつながって重要なお知らせやアラートを発信し、より多くの観光客にリーチして南伊勢町の魅力について情報を届けるという目的があったものの、職員数が限られていたため、なかなか対応が難しい状況でした。
ソリューション
Instagramのプロアカウントは複数の管理者で運用できるため、南伊勢町はこの方法を活用して町の情報と魅力を発信することに決めました。各部署から集まった有志の職員が、広報のための組織横断的な管理体制を構築し、投稿承認に時間がかかるという課題を解決するため、承認ワークフローを整備しながら、よりタイムリーなInstagramでの情報発信を可能にしました。また、有志のチームはEditsを取り入れてリールを作成し、オーガニック投稿やリール広告の動画制作・投稿プロセスを効率化。さらに、Threadsを活用してリールやテキスト投稿を積極的に行い、分かりやすく幅広い情報発信を実現しました。リールには、地元特産の鯛とみかんを両親に持つ町のマスコット「たいみー」も登場し、親しみやすく情報を伝えています。Threadsでは、Instagramだけでは伝えきれない背景情報も発信しています。
成果
InstagramとThreadsの活用により、南伊勢町は観光地としてPRできるようになっただけでなく、町民とのコミュニケーションやサービスも向上させることができました。例えば、リール広告で星空観察会のボランティアを募集した際、応募者の約半数(51%)が広告経由での申し込みでした。
66%
2023年から2024年にかけてリール投稿の平均リーチが66%増加
70%
2023年から2024年にかけてリールの平均閲覧数が70%増加
約2倍
リール投稿数を増やしたことで2023年から2024年にかけてInstagramフォロワー数が約2倍に
「InstagramとThreadsを活用し、Editsで動画を作成することで、南伊勢町のストーリー発信が大きく変わりました。よりタイムリーな町の情報発信や、住民・来訪者との交流がより簡単になり、南伊勢町ならではの魅力をこれまで以上に多くの人に届けられるようになりました」
南伊勢町まちづくり推進課課長、小嶋信人氏
学び
- 部門横断の協力を促す: 複数部署の協力が南伊勢町の成功を支えました。共通のワークフローを作ることで、ボトルネックの解消やコミュニケーションの効率化、新たなアイデアの発見につながります。
- 適切なタイミングで適切な技術を使う: 互換性のある複数のアプリを活用することで、コンテンツを多様化し、分かりやすさと魅力の向上を実現しました。
- 完璧よりもタイムリーさを重視: 承認や投稿のスピードを上げることで、断続的な発信から一貫したコミュニケーションへと進化。メッセージの親和性の効果が高まりました。
- ビジュアルストーリーテリングで感情的なつながりを築く: リールを活用し、単なる告知だけでなく、町の雰囲気や魅力を印象的に伝えました。
- 指標を確認し、効果を検証・戦略に活かす: 閲覧数70%増などのデータが戦略の成功を証明。マーケティングとパフォーマンスの追跡を組み合わせることで、施策の改善や費用対効果の検証が可能です。

