政府機関

英国気象庁

WhatsAppで最新の気象情報をタイムリーに届け、市民の安全を守る

英国気象庁(Met Office)は、信頼できる気象・気候情報を政府、企業、市民に提供している気象機関です。1854年の設立で、毎日およそ2億件の予報リクエストに対応することで情報提供と安全確保の役割を担っています。英国気象庁は、この取り組みをさらに推進するため、コミュニケーション方法を改善したいと考えていました。


課題


メディアの断片化と、気候変動による異常気象の増加を背景に、英国気象庁は、信頼できる最新の天気情報を、より良い方法で市民に直接かつタイムリーに届けたいと考えていました。テレビやラジオ、専用のモバイルアプリといった従来のチャネルは、情報が届く範囲に限界があり、とりわけ社会的弱者や新しいアプリをダウンロードしない人には情報を届けることができません。市民の多くが直接、簡単にアクセスできるチャネルでなければならないのです。英国気象庁が必要としていたのは、人々が日常的に利用しているテクノロジーを使って、情報の海にかき消されないようにリアルタイムの警報を届けることができるソリューションでした。加えて、どのテクノロジーを選ぶにしても、追加的な設定や利用者の日々の手間を強いないものである必要がありました。気象状況の変化が急速で危険性も増している現在では、この点が特に重要です。


解決策


英国気象庁は、2023年に英国初の公式気象予報WhatsAppチャンネルを開設しました。[アップデート]タブに個人用チャットや通話とは別に表示されるWhatsAppチャンネルは、人や組織をフォローして、テキストやリンク、写真、動画を含む一方向のアップデートを受信することができる機能です。広く普及し信頼されているこのテクノロジーを利用すれば、気象予報や警報を位置情報に基づいてユーザーのフィードに直接配信できます。認証済みの英国気象庁チャンネルは、利用者の参加が簡単で、分かりやすく簡潔かつシェア可能なコンテンツ(画像や天気予報チャートなど)を受け取れるようになっています。さらに、WhatsAppのリアルタイム配信により、重要な情報が確実に届く仕組みです。英国でMet OfficeがMetaの政府機関・非営利団体チームと協力した際の主な内容は、安全に関するコミュニケーションの効果を高めるためのベストプラクティスと実践的なアドバイスの共有でした。

成果


英国気象庁のWhatsAppチャンネルは、異常気象発生時の情報提供手段として急成長しました。フォロワーが気象警報を危険な地域にいる友達や家族にシェアしてくれるおかげで、情報の届く範囲が広がるようになりました。市民にとっては、正確な予報をより早く入手できる手段となっており、広範囲に影響しかねない異常気象が発生した場合に特に重要な役割を果たしています。

5万6,000人以上

最初の2か月間に参加したフォロワーの数(同期間のBlueskyでの獲得数の約3倍)

1万5,000人

2024年のストームDarragh (温帯低気圧)発生時のフォロワーの増加

2倍

英国政府のアカウントにおける、安全に関する投稿とその後の投稿とのエンゲージメントの差

「新しいWhatsAppチャンネルについては、市民への情報提供手段として大きな価値があることがすでに証明されています。異常気象の発生時は、信頼できる最新の情報をタイムリーに届けられるかどうかが鍵で、WhatsAppは情報を即座に広く発信するための手段です。WhatsAppは新たなオーディエンスにリアルタイムでリーチすることに役立ち、安全に健やかに過ごすための情報をより多くの人に届けることができています」


英国気象庁、クリエイティブ責任者、Ross Middleham氏

学び


  1. 日常的に使われているテクノロジーを活用する: 英国気象庁は、WhatsAppなどの日常的に使われているテクノロジーで発信することで、情報をより多くの人に円滑かつ迅速に届けました。これにより、熱心なフォロワーを獲得できました。
  2. 認証済みチャンネルを利用する: 英国気象庁は、プロフィールでMeta認証を取得して青い認証バッジを表示することで、プロフィールの真正性と信頼性を担保しました。これにより、コンテンツへのエンゲージメントを促し、コンテンツを安心してシェアしてもらえるようにしました。WhatsAppチャンネルの認証リクエストはこちらから送信してください。
  3. 分かりやすさと視覚コンテンツを重視する: 分かりやすく簡潔なメッセージと、天気予報チャートなどの視覚コンテンツを組み合わせることで、市民の理解を増進させました。これにより、緊急速報をシェアしてもらいやすくなり、メッセージの自発的な拡散が促されました。
  4. 新しいチャネルを活用して連携を強化する: 英国政府アカウントとの連携などの戦略的な協力体制は、ビジビリティとフォロワーの増加につながります。
  5. エンゲージメント指標をトラッキングして行動に移す: 英国気象庁は、フォロワーの増加、シェアの状況、投稿のエンゲージメントを確認して効果的なコンテンツを見極めたうえで、異常気象発生時の効果をさらに高めるためにコンテンツとタイミングを最適化しました。


組織でのWhatsAppの導入について、詳しくはこちらをご覧ください。


*結果は自己申告によるものであり、まったく同じ結果が再現できるとは限りません。一般的に、期待される成果は個々のケースで異なります。