Facebook IQ: デジタル調査とインサイトFacebook IQ: デジタル調査とインサイト

2018年2月6日

インクリメンタリティ測定でキャンペーンをビジネスの成果に結びつける

広告主が従来のテスト戦略からどのように新たな戦略を見出したかをご紹介します。

コンテンツ

    伝統ある科学的手法を利用することは、新しいプラットフォームと新しいデータの時代に成果をあげる鍵となり得るのでしょうか。Facebookの新しい調査では、無作為抽出した対照群を使用して増分変化を測定する、有効性が実証された科学的手法を利用すると、マーケターがメディア購入費についてより的確に判断できるようになることが示されました。1 Netflix、Airbnb、eBay、Booking.comといった業界のリーダーたちは、広告を取り巻く環境が急速に変化する中でも、インクリメンタリティ測定を使用して成果をあげることができたと話しています。

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    測定は2つの点で重要です。1つ目は、自社のROIを理解し、その成長要因を正確に突きとめることです。そして2つ目は、次のマーケティング予算の用途を決定できるように、さまざまな有料チャネル全体で最適化できるようにすることです。

    — Alok Gupta氏

    Airbnb、データサイエンスディレクター2

    売上への効果を証明

    売上への効果を証明

    インクリメンタリティ測定を行うと、広告主は人ベースのマーケティングとビジネス成果を結びつけることによって、広告の真の価値を把握できます。この測定方法では、無作為抽出した対照群を使用し、2つの異なるグループの結果を比較してパフォーマンスの「リフト」を算出します。2つのグループは、広告や広告の変数に接触したグループと、接触していないグループです。この結果をもとに、特定の戦略がどれだけのビジネス成果を促したかを見極めることができます。これは、どこにメディア購入費を使うのが最も効果的かを判断するうえで重要になります。テスト条件でクリエイティブやターゲット層などの変数を1つ特定し、そのうえでビジネス成果との関連を調べると、各要素がもたらす効果を判断し、予算や戦略を変更して、今後の広告のパフォーマンスを改善できます。

    広告の効果を正確に測定

    広告の効果を正確に測定

    Facebookによる580件のコンバージョンリフトテストの分析からは、インクリメンタリティ測定がマーケティング予算の効率改善につながる意思決定に役立つことが示されました。3 それぞれのテストの結果を、インクリメンタリティ測定と1日のクリックアトリビューションの、2つの異なる測定システムで評価しました。1日のクリックアトリビューションは、広告をクリックしてから1日以内にコンバージョンイベントが発生した場合に、その広告に対して貢献度を割り当てるシステムです。

    どちらの戦略がビジネスにとってより効果的かを2つのシステムで判定したところ、その結果が一致しなかった確率が平均23%にものぼりました。キャンペーンで明らかに効果が高い戦略を見極める際に、大きな違いが生じたということです。4 結果が一致しなかった場合に、広告主が誤った判定結果を採用すると、コンバージョン単価を改善できる機会を平均64%も見逃す可能性があるのです。5

    「ダイレクトレスポンス方式の広告主の典型的な測定方法ではクリックベースのアトリビューションモデルが使用されています」と、FacebookのプロダクトマネージャであるJonathan Lewisは語ります。「効果を評価するうえでインクリメンタリティ測定が最も信頼できる方法だと広く認識されている中、1日のクリックアトリビューションをもとにしたテストでは実験群と対照群を比較した真のテストとは違う戦略を選んでしまっていることが、懸念材料となっています。食い違いの規模を考えると、インクリメンタリティ測定への投資にそれだけの価値があることがわかります」 6

    ビジネスの革新を促す

    ビジネスの革新を促す

    厳密なデータドリブン型の意思決定を受け入れるビジネス文化があれば、ビジネスの成果を高めるチャンスを活かすことができます。ただし、各マーケターはインクリメンタリティ測定が広告の革新にどのように役立つかを検討する必要があります。

    Netflix、Airbnb、eBay、Booking.comなどの業界リーダーは、インクリメンタリティを活用して広告効果を測定するとともに、戦略とチャネルを評価し、マーケティング戦略を調整して、ROIの最大化に成功しています。

    エンターテイメント企業Netflixのサイエンス&アナリティクス、マーケティング&エコノミクス担当ディレクターであるStephan McBride氏によれば、マーケティングリーダーが自社のマーケティング活動の効果を把握してビジネス運営を改善し、主要な成長目標を達成するうえで、インクリメンタリティ測定が役立っているとのことです。

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    あらゆる部門の責任者レベルでデータドリブン型の手法が使用され、インクリメンタリティ測定で特定のチャネルまたはグループの効果が高いことが明らかになると、予算は適切な分野に再配分されます。

    — Stephan McBride氏

    Netflix、サイエンス&アナリティクス、マーケティング&エコノミクス担当ディレクター

    Airbnbは、パフォーマンス広告で成長目標の達成を目指しています。多くの企業と同様に、この目標を追求する予算にも限りがあるため、マーケティング費用のROIを最大化することがAirbnbの最優先事項であり、測定がここで重要な役割を果たしています。実際、2017年にAirbnbが取り組んだ効果的なマーケティング活動の大半は、インクリメンタリティを測定し、各チャネルの限界効率を推定する実験の結果から生まれたものでした。同社は、この測定の成果を活かして、有料のディスプレイ広告とソーシャルチャネルでかつてない高収益を達成できたと話しています。7

    他の広告主がこの考え方をどう取り入れているかについては、「ビジネスの成長を飛躍的に伸ばす増分測定」をご覧ください。

    新しい測定戦略に向けた4つのステップ

    新しい測定戦略に向けた4つのステップ

    Facebookが世界的な業界リーダー、トップブランド、広告測定のスペシャリストによるパートナーとともに2016年に設立したMeasurement Councilでは、ビジネスリーダーが組織のメンバーを後押しし、キャンペーンに関する意思決定にテストと分析を効果的に応用するうえで、次の4つのステップのプロセスを推奨しています。8

    ステップ1経営陣も積極的に関わり、テストと分析の文化を受け入れる。利用開始にあたっては、Facebookの新しいテストと分析ツールが役立ちます。

    ステップ2データドリブン型の意思決定を優先し、ビジネス全体にその重要性を浸透させる。

    ステップ3テストを実施してデータや分析結果を出し、よりよい成果を達成する。

    ステップ4マーケティングのあらゆる面でイノベーションとデータを重視しながら組織を先導できる才能のある人材を雇う。

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